自身のブランド「A DEGREE FAHRENHEIT」に加え、「HANAE MORI」のクリエイティブディレクターなどを歴任、数々のアーティストの衣裳デザインを手掛けるなど、多方面に活躍中のファッションデザイナー天津憂さんが、大阪文化服装学院に来校。特別講義が行われました。
講義では、単身ニューヨークに渡り、アメリカ最大のファッションコンペ「GEN ART International Design Competition」で2年連続グランプリを受賞、ニューヨークコレクションブランド「Jen Kao」でメインパタンナーを務めるに至るまでの経緯、その間、極貧生活に追い込まれた裏話まで、ここでしか聞けない話が満載でした。
天津さんの講義は、聴講スタイルではなく、ワークショップなど双方型。紙とハサミを使い、イメージを形にするワークでは、学生たちも手と頭をフル回転。突然の課題にも、まず行動することの大切さ、それに観察することの重要性を身をもって学び、天津さんの世界にどんどん引き込まれている様子でした。
教壇から降りて、教室を回り、一人ひとりに声を掛けながら、理解度を確かめ、アドバイスを贈ります。
講義中、また終了後も、質問が絶えず、1つ1つ丁寧に答えていただきました。学生にとっては、大変貴重な得難い講義となりました。