もがき、葛藤しながらそれでも未来へ進んで行こうとする若者の心の動きや力強さを手織りのテキスタイルで表現。1980年代イギリス、田舎の「町」。猫背で自信の無かった一人の少年が自らの夢を叶えるために旅立ち、都会という新たな「街」で暮らし始める。いつか胸を張って自分の足で堂々と未来に向かって歩いていけるように。少年だった頃に感じていた懐かしい感覚と青年となった今感じているリアルなムード感、その両方が上手く共存するように素材やシルエット、スタイリングに落とし込んだ。田舎から都会へ。子どもから大人へ。その間で揺れ動く、等身大で「GRAY」な自分を表現する。灰色の僕の町。ここから歩き始めよう。