2月7日8日の2日間、学内最大のイベント「大阪文化服装学院 卒業作品発表会」が、大阪ビジネスパーク(大阪・京橋)で開催されました。
OBP円形ホールでは、スーパーデザイナー学科、ファッション・クリエイター学科、スタイリスト学科によるファッションショー。
隣接するTWIN21アトリウムでは、ブランドマネージメント学科、ファッション・ビジネス学科による6ショップからなるショッピングモールがオープンしました。
本年度は、海外4ヵ国、イタリア、スペイン、ロシア、韓国から、ファッションスクール、業界関係者が来場するなど、国際色豊かな雰囲気に。
コレクション部門でグランプリを獲得したのは、ファッション・クリエイター学科クリエイティブデザイナーコース3年 榎本佑衣さん。「繋がりの循環」をテーマに、現代美術家 塩田千春さんの個展から着想を得た、赤白二色で表現された3体のコレクションは各方面から非常に高い評価を受けました。
準ブランプリ すみれ会賞に選出されたのは、スーパーデザイナー学科4年 森上ひかりさんのブランドHIKARI MORIGAMI。当学科では、学生1人1人がマイブランドを持ち、5~8体のコレクションを発表します。
特別審査員 デザイナーの倉橋直実さんが選出するザ・リラクス賞は、ファッション・クリエイター学科のグループブランド「synergy(シナジー)」。オリジナルのチェック柄を使用し、トレンチコートをアレンジした各アイテムは、すぐにでも商品化できると高評価。
ファッション・クリエイター学科では、アパレルデザイナーコース、パタンナーコース、オートクチュールコース、ニットコースの学生が、それぞれの専攻を生かし、チームで1ブランドを発表しています。
イタリア ポリモーダ校 マッシミリアーノ・ジョルネッティー氏が選ぶ、Polimoda賞には、スーパーデザイナー学科 青木可菜さんのブランド Kana aoki が選出。Kana aokiは、6月イタリア・フィレンツェで開催されるPolimoda Fashion Showに招待参加します。
マッシミリアーノ氏は、有名ブランド「サルバトーレ・フェラガモ」のクリエイティブディレクターを長年務めた、世界有数のデザイナーであり、世界のファッションシーンで通用するポテンシャルなどを含め、厳しいプロの目で審査されました。
スタイリスト学科は、関西コレクションへの出場権をかけたスタイリングショーにのぞみ、柳原比奈乃さん、丸尾里奈さん、脇本美香子さんによる作品がグランプリ。本年度は、モデルアカデミー KCE(関西コレクションエンターテインメント)のキャストがモデルを務めるなど、ひときわ華やかなステージになりました。
関西コレクション賞には、福島洋香さん&森下真充さんペア、小澤晴日さんの2作品が選出。
著名スタイリスト 大和田ゆき氏が選ぶ「大和田ゆき賞」には、青谷澪さん、赤木千夏さん、佐藤幸恵さんによる作品が選ばれました。
ショーには、イタリア・ポリモーダ校からの交換留学生として、大阪文化で学んだ マヌエル・カラブレーゼさんのコレクションも登場。
オリジナルショップ部門では、”はたらく服で、服あそび” をキーワードに、ワークウエアやリメイク商品などをそろえた、ブランドマネージメント学科の「Workid」がグランプリ。同時に、パル賞、イケガミ賞も受賞しました。
最高売上ショップ賞及びチュチュアンナ賞にはファッション・ビジネス学科「LOOT」が選ばれました。
各学科、2年、3年、4年間の集大成を発揮した発表会をやり遂げた学生たちの表情は、充実感に充ち溢れていました。