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2022.07.02
ロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーチンズの教授、エリザ・パロミノ氏による特別講義が行われました。
セントラル・セント・マーチンズは、アレキサンダー・マックイーンやステラ・マッカートニーといった、名だたるファッションデザイナーを多数輩出してきた世界トップのファッションスクールです。
そして、エリザ氏自身もデザイナーとしてジョン・ガリアーノやクリスチャン・ディオールなど、ラグジュアリーブランドでキャリアを積み、現在は、世界中の教育機関とともにファッション産業における持続可能な素材開発の研究に取り組まれている研究者でもあります。
現在の研究テーマは『フィッシュスキン』。 漁業の副産物として出る魚の皮を再利用し、持続可能なファッション素材として利用することを目的としています。
当校での講義でも、フィッシュスキンの魅力や研究内容が紹介され、学生たちは、今の時代ならではのファッションの在り方について考えることができました。
その他、エリザ氏自身の生い立ちやDior時代のエピソード、デザインの発想方法や当校教員との交流まで、様々な話が披露されました。
偉大なクリエイターを前にした特別な時間、学生たちからも沢山の質問や相談が飛び交い、一つ一つ丁寧に答えてくださる場面も。
今回の講義を通し、キャリアを積まれても常に学びを忘れないエリザ氏の姿勢に、刺激を受けた学生たちでした。